ピンクとグレー(ネタバレ注意)

ピンクとグレー(小説)は発売した時に一回読んだだけで、登場人物が死んでしまったことしか覚えてなかった。映画が公開されてすぐ見に行ったけど頭の悪い私には全く理解できず、結局何が言いたいの?芸能界は怖いよってこと?結局ごっちはシスコンだったってこと?という感想だった。シゲも見つけられなかったし不完全燃焼でどちらかというと嫌いなタイプの映画だった。
それから1ヶ月弱経って友達ともう一回観に行くことになったから、色んな人の感想を見て内容を把握してから見に行った。そうしたら…なんだこの映画は!ものすごく面白いじゃないか!!小説もう一回読みたい!!と思った。シゲも見つけられたし。しかしそれと同時に自分の理解力の無さが恥ずかしくなった。

それから1週間後違う友達と見に行った。2回目見た時は納得、納得の連続で感動する余裕がなかった。しかし3回目となるとセリフや次の内容など覚え始めているから、次はこうだと思いながら見たり、純粋に感動したりして涙が流れたりもした。隣の友人は初見だったが何箇所か号泣していたし、内容もはっきりと理解していた。映画が終わってレストランで感想を語り合う時間がすごく楽しかった。彼女ももう1回見たい!!と言うほどに。

自宅に戻って小説が読みたくてしょうがなくなったから夜中までかかって読み終えた。映画では描かれていなかった部分が書かれていたり、phalaenopsisが英語じゃなかったり。小説を読んでみると納得できた部分がたくさんあったし、6通の遺書の部分はパンフレットに書かれていた事実を知った上で読んだからシゲ、辛かったね、ごめんね。と涙が溢れた。
小説を読んでから映画を観ればよかったと後悔したが、映画を見てから小説を読んだことにより情景が目に浮かんだり理解しやすくなったのだと思った。本当はもう一回観に行きたいくらいだけど、さすがに4回は行き過ぎかなと思うからDVDを楽しみに待つことにする。それよりWhiteのDVDはまだかな〜??